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前橋記念決勝を振り返って

2021/05/23 22:34

スタート牽制があったが、清水裕友─小倉竜二が正攻法に入り、渡辺雄太─海老根恵太が続き、脇本勇希─東口善朋が中団、単騎の阿部力也がその後ろで様子を見て、竹内雄作─吉田敏洋が後ろ攻めとなった。残り二周半前から竹内が動きを見せたのに対し、脇本が揺さ振りをかけ、察知した渡辺が赤板前でインを斬ったのを合図に戦闘開始。赤板から脇本が上昇をして、更に鐘前から竹内が叩きに出て、激しいモガキ合いの末、鐘の4コーナーで竹内─吉田が主導権を握る。そして最終ホームから渡辺と清水が同時に仕掛け、最終バック手前で渡辺は早くも力尽きるが、清水の方はグングンと前団に迫る。3コーナーで並びかけたところで吉田が番手捲りを敢行。普通ならこれで清水も危険水域に入るが、おかまいなしに吉田を力でネジ伏せる。ゴール前は清水─小倉の中四国両者による一騎討ちとなり、きっちり交わした小倉がV。約3年半振りの記念優勝を果たした。2着は清水、3着は冷静に小倉の後ろに切り替えた阿部が入線。

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