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青森記念決勝を振り返って

2021/09/26 20:18

号砲が鳴って、躊躇なく深谷知広─東龍之介─石毛克幸が正攻法に入り、阿部拓真─坂本貴史─佐々木雄一が中団を占め、吉沢純平─東口善朋、単騎の上田堯弥は後ろからの組み立てとなった。赤板前から吉沢が上昇を始めて、インを斬って、更に上田が叩いて流したところで、阿部が鐘カマシを敢行。隊列が入れ替わり、主な選手の位置は上田4番手、吉沢5番手、深谷7番手に変わる。縦一本棒のまま最終バックとなり、上田に併せて坂本が番手捲りを打つ。佐々木が止めた上田が膨れて、3コーナーから仕掛けた深谷が膨れたところで直線を迎える。流れ的に坂本─佐々木の一戦になるかと思われたが、ここで坂本がまさかの失速。立て直して大外を強襲してきた深谷に伸び勝った佐々木が1着でゴール。初の記念制覇を達成した。2分の1輪差届かず深谷が2着。うまく内を突いた東口が3着で入線。

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